パソコンの特徴と不具合
pckihon これまで、 パソコン不具合時のデータ救出について、
◎多摩市にはパソコンの”何でも相談”とうたっている団体が複数存在しますが、対応が消極的であり、
◎製造メーカーのヘルプデスクやパソコン教室では、不具合時のデータ救出等の支援・指導はありませんので、
 多摩市では、周辺の市に比べて、積極的に対応できて来たとは言えませんでした。

 そこでボランティアがデータ救出を中心に努力して参ります。

 先ず、パソコンのハードとソフトによる構成や特徴、及び不具合の発生状況とデータ救出との関係などについて説明します。
データ救出は想定外のこと?時間等
 不具合パソコンからデータを救出する方法については、パソコンメーカーやOS作成者が予め提示した操作ではありません、
と言うか、データ救出は重要と分かっていても、複雑多岐に亘るので、操作方法を提示しなかったものと思われます。

 従って、試行錯誤が必要で、時間がかかるケースも有ります。

 特にハードディスク上のファイルシステムが壊れて、特別なソフトによる読み出しを行う場合には、何日も要する場合が有ります。

 なお、上述のデータ救出等に比べて、ソフトのインストールや設定では、パソコンメーカーやソフト作成者が予め想定した操作ですので、標準的時間近くで可能です。
その他
 先ずは、多摩市の多くの人に、パソコン不具合時、高い比率でデータ救出が可能であり、諦める必要のない事を知っていただきたいと考えています。

 また、重要なデータが大変!とばかりに、一般のデータ復旧会社に電話すると、通常、安くても5万円であり、20万円位までは直ぐに請求されます。

 パソコン不具合でデータ救出が必要な時は、先ずは、ご相談下さい。

重症PCからのデータ救出について

 
seri ハードディスクに(HDD)に不良セクタが多数発生し、メモリを管理するファイルシステムに問題が起こっているPCを、ここでは、重症PCと呼んでいます。

 ファイルシステムとは、ウインドーズ等のオペレーティングシステム(OS)による、ファイルを管理し、データを読み書きできるようにするための仕組みであり、このファイルシステムが壊れたHDD等は、通常の方法では、ファイルの存在すら認識されません。

 物理的に壊れていないのに、書き込まれているファイルを認識出来ない状態の障害を、物理的に壊れている物理障害に対して、論理障害として区別する事があります。

  HDDにおける回転ディスクが回らないとか、磁気ヘッドが壊れたとか、HDDの入出力回路の部品が壊れたというような、物理的故障を起したHDDから、データを読み出す事はごく限られた専門業者にしかできません。

 気をつける必要が有るのは、ファイルシステムに問題がなく、例えば、パソコンをCD起動させただけでデータを救済できる場合でも、重症に分類していて、高額を請求する業者も多数、存在することです。

論理障害を起こしているHDD

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物理的に壊れていなくて、論理障害を起しているHDDについては、かなりの比率のデータを読み出せる可能性が有ります。

 この場合には、ファイルシステムが壊れていても、またセクタエラー有ってもデータを抽出できるソフト、例えば「Final Data」が有効となります。
 
 ただ、起動しなくなったパソコンを、データ救済のため、何度も立ち上げ操作をしますと、HDDに上書きが行われ、救済されるデータが減少する可能性が有りますので、
パソコン内のハードディスクを外部に取り出して、独立に電源をつなぎ、かつUSBコネクターの付いた接続端子をつないで、別のパソコンからUSB経由で、データを読み出す方法が有利です。
 
 そのようなHDDに関しても、どうしても読み出したい重要なデータが存在するが、専門業者が一般に請求する20万円、,30万円というお金は払えないという人も居られると思います。

 たまたま、パソコンの誤動作により内蔵HDDと、同期させていた外付けHDDの両方がフォーマットされた事が有り、その時、Final DataやOn Track Easy Recoveryというソフトを使って、自己の大切なデータ(動画や音楽等)150GBの95%以上のデータ(望んだデータのほぼ100%)を読み出した経験を持っています。

 ファイルシステム等が壊れたHDDから、データを救出するには、HDDに書かれている文字列の特徴から、例えばjpgとかmpgのファイルが読み出されます。
 ファイルの特徴は、jpg, mpg, doc, img のようにファイルの最後に付けられている文字列(拡張子と呼ばれる)で表されますが、ファイルシステム等が壊れたHDDからのデータ救出では、いくつかの拡張子を指定して読み出しを試みることで(一般に利用されている30種類程度の拡張子の中から)、読み出し率が上昇しますので、拡張子を変えては、何度も読み出しを行います。
 
 また、HDD等のメモリを消した時、ファイルシステム等で管理上消しているだけで、もともとの文字列は残っています(新たにデータが書き込まれると、消えますが)。
 従って、消えていない過去のデータもしくはデータの一部が残っているケースが多く、それらも一緒に読み出して来ますので、取捨選択する作業が必要です。torikumi

 上述のように、データの読み出しには、、かなりの時間を要しますが、ご要望があれば、きわめて低廉にチャレンジいたします。

















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