パソコンの不具合発生とデータ救出
パソコンの本体は無事でも、パソコンを動かすOS上の重要なシステムデータが上書きや消去されてしまい、パソコンが起動しなくなる不具合がけっこうな頻度で発生します。そのため、最近のパソコンでは、OSソフトが、ハードディスクに予め保存されている事が多く、また、そうなっていない場合には、OSソフトのCDが添付されており、いずれの場合も、取扱い説明書の通りに操作する事で、購入時の状態に戻す事が出来ます(初期化:リカバリーと呼ばれる事が多い)。
OS上の重要なシステムが不具合になった時に、データ記憶領域は無事であり、初期化(リカバリ)をする前であれば、データを救出できます。
また、パソコンのハード不具合で、ダントツに多いのがハードディスク(HDD)の故障です。HDDほどデリケートな部品はありません。CPUやメモリーが壊れたというのはあまり聞きませんが、HDDのトラブルは頻繁に聞きます。
しかし、このハードディスク(HDD)の故障で起動しなくなっても、しばらくの間は、データ記憶領域が無事の事が多く、その場合には、データを救出できます(時間とともにHDDの故障が拡大したり、電源スイッチを入れる度に何らかのデータが上書きされて、データの救出が困難になりますので、早期の救出が望まれます)。